ドキュメント
割り当てられる Trigger と Action のすべて、設定ウインドウの構成、そして全体を通して使っている用語について。
はじめに
MouseTuner はメニューバーアプリです。Dock アイコンもメインウインドウもありません。完全な画面は設定ウインドウだけで、メニューバーのアイコンから開きます。
権限
スムーススクロール、Button Mapping、トラックパッドの端、Domain Rule(アクティブなブラウザタブの URL の読み取り)にはアクセシビリティが必要です。許可がない場合は、該当するパネルが何が足りないかを説明し、システム設定へのリンクを表示します。
入力監視は必要ありません。Bluetooth で直接つないだ Logitech のマウスでは Bluetooth のペアリング確認がもう 1 回表示され、許可を反映するには再起動が必要です。
設定パネル
- スクロール — Scroll Curve のエディタとリアルタイムプレビュー。
- ボタン — Trigger から Action への割り当て。
- App Override — Scroll Curve と Button Mapping の両方を上書きできるアプリを 1 つのリストで管理します。
- デバイス — Recognized Device の DPI、SmartShift、バッテリーの設定。
- トラックパッド — マウス接続中は内蔵トラックパッドを無視するか、四辺の幅を調整できる帯に触れたタッチを無視します。
- 入力ソース — アプリまたはブラウザのドメインによる入力ソースの自動切り替え。
- 一般 — アップデート、iCloud 同期、クラッシュレポート(既定でオフ)。
- 権限 — 何が許可されていて、何が足りず、それがなぜ効いてくるのか。
Trigger
Trigger は、ボタンに対してあなたが行う操作のことです。それぞれが自分の Action を 1 つ持てて、種類が重ならない限り、同じボタンにいくつもの Trigger を並べられます。
- クリック — 普通に押して離すだけ。
- ダブルクリック。これを割り当てると、そのボタンのシングルクリックは 2 回目の押下を待つようになります。割り当てを無効にすれば、シングルクリックはまたすぐ反応します。
- 長押し — 自分で決めたしきい値を超えて押し続けたとき。
- 方向ドラッグ — ボタンを押したまま、マウスを上下左右のいずれかに動かします。方向を判定しているあいだポインタは止まるので、フォーカスが別のウインドウに移ってしまうことはありません。
- Chord — 別のボタンをすでに押している状態で、このボタンを押したとき。
- Hold + Scroll — ボタンを押したままホイールを回します。向きはどちらでも構いません。
- スクロール — 何も押さずに、ホイールだけを回したとき。
Action
Action は、その Trigger が何をするかです。うち 2 つには始まりと終わりがあり、押した時に始まって離した時に終わります。残りは 1 回だけ発火します。
- キーボードショートカットを送る。修飾キーは自由に組み合わせられます。
- システム操作を実行する。Mission Control、アプリケーションウインドウ、デスクトップを表示、左の操作スペースに移動、右の操作スペースに移動、スクリーンショット(画面全体)、スクリーンショット(選択部分)、画面をロック。
- メディアキーを押す。再生/一時停止、次の曲、前の曲、音量を上げる、音量を下げる、消音。システムのメディア経路を通るので、Apple Music も Spotify も、ブラウザで再生している動画も反応します。
- アプリケーションを開く。
- URL を開く。
- AppleScript を実行する。
- シェルスクリプトを実行する。
- Modifier Hold — 押すと Fn などの修飾キーを押したままにし、離すと解放します。押している間だけ話す音声入力はこの仕組みでできています。キーを押さえておくのが MouseTuner の役目で、あとは音声入力ツールがやります。
- Pan While Held — ボタンを押しているあいだ、ポインタの移動がスクロールになります。地図やキャンバスの手のひらツールと同じです。方向を判定することも、1 回だけ発火することもなく、押しているあいだの動きはすべて変換されます。同じ手首の動きでも 800 DPI と 3200 DPI では進む距離がまるで違うので、速度は調整できるようにしてあります。
- ホイールをラチェットとフリースピンで切り替える。ホイールモードボタンに割り当てをすると、マウスは自分でモードを切り替えなくなるので、この Action でその動きを取り戻します。
用語
これらの用語は、このドキュメントを含め、MouseTuner が対応するすべての言語で英語のまま使います。
- Trigger
- マッピングを発火させる条件です。クリック、ダブルクリック、長押し、上下左右いずれかのドラッグ、Chord、Hold + Scroll があります。
- Chord
- 2 つのボタンを同時に押し下げている状態です。
- Action
- マッピングが実行する内容です。キーボードショートカット、システム操作、メディアキー、アプリや URL を開く、AppleScript、シェルコマンド、Modifier Hold のいずれかです。
- Modifier Hold
- ボタンを押した瞬間に修飾キーを押し、離した瞬間に離す Action です。押している間だけ話す音声入力のためにあります。
- App Override
- 特定のアプリが最前面にある間だけ、グローバルの設定を置き換える Scroll Curve または Button Mapping です。
- Scroll Curve
- スムーススクロールの挙動を決めるパラメータ一式です。最小ステップ、速度ゲイン、継続時間、減衰から成ります。
- SmartShift
- ラチェット式ホイールとフリースピンを自動で切り替える Logitech の機能です。対応するマウスにある設定の一つです。
- Device Profile
- 認識済みのモデルで何ができるかを記述したものです。ボタン構成、DPI の範囲、SmartShift への対応、バッテリー残量の読み取り方法を含みます。
- Recognized Device
- Device Profile があるマウスです。DPI、SmartShift、バッテリーの設定が加わります。
- Generic Device
- それ以外のマウスです。スムーススクロールと基本的な Button Mapping は問題なく動きます。
- HID++
- Logitech のマウスが設定のやり取りに使うプロトコルです。DPI、SmartShift、バッテリー残量はすべてこれを通ります。
- License Key
- 購入後に受け取る文字列です。1 回の購入につき 1 つ発行されます。
- Seat
- 1 つの License Key を紐づけられるマシンのことです。キーごとに 3 台までです。
- Trial
- 全機能を 30 日間使えます。アカウントも支払い方法も要りません。
- Command
- macOS の修飾キーである Command キーのことです。キー名はマッピングでもショートカットでも英語のまま表示します。
- Option
- macOS の修飾キーである Option キーのことです。扱いは上と同じです。